蘇世民書院

清華大學蘇世民書院は9月7日午後、2018年クラス新入生入學式を執り行った。

蘇世民書院

筆者はこの書院を見學したことがある。清華大學には多くの有料の研修クラス、総裁クラス、EMBAコースがあるが、大學教育以外で、金儲けや個人の影響力を高めるという目的ではない本當の教學・教育を行うことは、それほど多くはない。米國の著名な金融家でブラックストーン・グループの創設者であるスティーブン・シュワルツマン(中國名は蘇世民)は、彼の個人的寄付を基礎に清華大學と共同で資金調達活動を行い、蘇世民プロジェクト発展基金を設立し、蘇世民書院を成立させたが、この書院は上述のような金儲けプロジェクトとは一線を畫する。

蘇世民書院での學習には學費を納める必要はなく、學生は45%が米國からで、20%を中國から募集し、殘りの35%は世界のその他の國の學生となっている。過去數年間、日本以外の各國の學生は積極的にこれに申し込み、ここで勉學していったが、日本は蘇世民學院のスタートの年にソフトバンク上層部の強い推薦のもと2人の學生がここで勉強しただけで、その後ずっと日本から若者がここに學習交流にやってくることはなかった。

書院が設置している課程を見てみると、おもに公共政策、経済管理、國際研究という3つの學科があって、英語で授業が行われる。中心となる課程は清華大學とハーバード、イェール、プリンストン、スタンフォード、デューク、オックスフォードなどの世界の名門校の大學者が念入りに設計したものだ。どの中心課程も中國と國外の著名教授との共同授業で、學生たちは多元的な角度から、未來のリーダーとして熟知すべき経済管理・國際研究・國際研究・公共政策・中國文化などの方面の要となる問題や分析方法を學習し、理解する。一年の學習を経て、試験に合格すると、清華大學の修士の學位が授けられる。

蘇世民書院は清華大學構內に設けられ、ハーバードやイェール、オックスフォードやケンブリッジなどのような寄宿制の學院である。選りすぐりの學生たちが蘇世民書院に一年間住み込んで、學習とともに文化を體験する。

現在の院長は薛瀾である。

毎年募集する200名の學生のなかで、米國と中國が65%を佔めるほか、殘る70名の學生の中には數名の日本人學生枠もあるはずなのに、申し込む日本人學生がほとんどいないのは、殘念なことである。

中國日本商會HP2018年9月12日

蘇世民書院


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